中小企業診断士と簿記1級はどっちが経理の転職に有利?最適な学習方法と併せて解説!

資格・スキル
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経理職に転職するために簿記2級まで取ったら、次はどの資格を目指したら良いのかな?

中小企業診断士簿記1級が良いと聞いたけど、どっちが転職に有利かな?

 

未経験で経理職に転職を目指すにあたり、簿記2級までは取得したけど、次に目指す資格として何が良いのか、迷っている方も多いですよね。

 

公認会計士や税理士は難易度が高く、長い学習期間も必要なため、次の目標として考えやすいのが「中小企業診断士」「簿記1級」でしょう。

 

しかし、「どちらを先に取ればよいのか?」「そもそも両方はいらないんじゃないの?」といった疑問が浮かぶかもしれません。

 

結論として、年齢が高い方ほど、「中小企業診断士」が有利です。

一方、年齢が若い方(20代〜30代前半)であれば、「簿記1級(※)」と「中小企業診断士」、どちらも有利になります。

 

(※)本記事で表記する「簿記」の検定は、「日商簿記」を指すものとします。「日商簿記」は、「日本商工会議所 簿記検定試験」の略になります。この他に、全経簿記(全国経理教育協会 簿記能力検定)、全商簿記(全国商業高等学校協会 簿記実務検定試験)、日本ビジネス技能検定簿記能力検定、という3種類の簿記検定がありますが、ここでは社会人が取得するのに最も一般的な「日商簿記」を前提として記載しています。

 

本記事では、自分自身がアラフォーで未経験から経理職に転職した経験と、12年以上に渡り採用責任者を務め、管理部門長として経理担当者も採用してきた経験を踏まえ、「中小企業診断士」と「簿記1級」ではどちらが転職に有利か、その理由や具体的な取得方法について解説します。

 

本記事のポイント
  • 中小企業診断士と簿記1級のどちらが転職に有利かの結論と理由
  • 中小企業診断士と簿記1級の学習範囲・試験特性・難易度の違い
  • 中小企業診断士と簿記1級のダブルライセンスの意義
  • 中小企業診断士と簿記1級の具体的な学習方法

 

この記事を書いた人
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タカユキ

アラフォーから未経験で経理職への転職を目指し、苦労の末に実現。

複数企業で、経理を含めた管理部門全体の責任者(管理部長)を歴任。

更に12年以上にわたり、採用責任者として、経理職を含む様々な人材の採用にも従事。

未経験での経理転職と採用責任者という両面の経験から、他にはない独自のノウハウや戦略を発信。

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中小企業診断士と簿記1級は、どっちが経理の転職に有利か?

  • どちらの資格が有利かは、転職先によって異なる
  • どちらの資格が有利かは、年齢によって異なる
  • 30代後半〜40代以上の経理未経験者には、中小企業診断士の方が有利
  • 中小企業診断士と簿記1級のダブルライセンスは有利か?それとも両方はいらないか?

 

どちらの資格が有利かは、転職先によって異なる

まず、経理職への転職を考える際、中小企業診断士と簿記1級、どちらが有利かは転職先の企業規模や業種に大きく左右されます。

ここでは、それぞれの資格がどのような職場で評価されるかについて、4パターンに分けて、具体的に解説します。

 

①:大企業・上場企業の経理職への転職を目指す場合

大企業や上場企業への転職では、専門性の高い経理知識が求められるため、簿記1級の方が評価されやすい傾向にあります。

こうした企業の経理部門では、経理に専念できる環境が整っており、より深い知識を必要とされる場面が多いためです。

 

ただし、同じ職場には税理士資格(科目合格を含む)や公認会計士資格を持つ人も多く、簿記1級だけでは十分な差別化が難しい場合もあります。

そのため、資格で差別化を図りたい場合は、税理士や公認会計士資格まで視野に入れる必要があります。

 

②:中小事業会社の経理職への転職を目指す場合

当サイトでは、経理未経験40代前後から経理職を目指す場合、中小規模の事業会社への転職を選択肢としてお勧めしています。

 

このような会社では、経理業務に限らず、他の管理業務も求められることが多く、また会社の経営改善に貢献できることも評価されるため、中小企業診断士の方が有利です。

 

タカユキ
タカユキ

【経験談】私自身も中小企業の面接を受けた際、採用担当や経営層の方から、保有している中小企業診断士資格について、多くの質問を受けました。

恐らく自社の経営規模に適した知識を持っている点に興味を持って頂いたと思われ、結果として内定をいただく機会が増えました!

 

③:大手会計事務所や監査法人への転職を目指す場合

大手会計事務所や監査法人に転職する場合は、基本的に、税理士資格や公認会計士資格の保有が前提となります。

 

こうした職場では、中小企業診断士や簿記1級の資格ではアピールにならず、採用基準に届かない可能性が高いです。

 

そもそも未経験から経理職に転職したい場合には、適さない転職先ですが、どうしても監査法人等を目指したい場合には、長期間の学習時間を確保し、高難易度の資格を取得する必要があります。

 

④:中小規模の会計事務所(税理士事務所)への転職を目指す場合

記帳代行などの業務をメインにしている中小規模の会計事務所では、簿記1級の方が有利です。

中小企業診断士で身につく知識よりも、簿記の知識の方が求められるためです。

 

ただし、こうした会計事務所の求人では、簿記1級よりも、税理士試験の科目合格(例えば簿記論や財務諸表論)が必須条件とされることも多い点には留意が必要です。

 

どちらの資格が有利かは、年齢によって異なる

経理未経験の方が転職を目指す際、年齢によっても有利な資格は変わってきます。

ここでは、年齢層ごとにどちらの資格が有利か、その理由を解説します。

 

若い年齢(20代〜30代前半)の場合

若年層の場合、中小企業診断士・簿記1級のどちらを取得していても、アピール要素になります。

  

この年代では、未経験者に対する企業側の受け入れハードルも低いため、一定の難易度のある資格であれば、評価が得られやすいです。

  

高めの年齢(30代後半〜40代以上)の場合

年齢が高めの場合には、中小企業診断士の方が有利です。

 

30代後半以降になると、企業は未経験者の受け入れに慎重になる傾向があります。

長年採用担当をしてきた経験からも言えることですが、年齢が上がるほど、企業は「それまでのキャリアや経験を、転職後にどのように活かせるか」を重視します。

そのため、保有している資格が、過去のキャリアと結びついているか、が大きな評価ポイントとなります。

 

特に、経理未経験者にとって、簿記1級は、過去のキャリアとの関係性が薄くなることが多いため、アピールとしては弱くなりがちです。

例えば、営業や事務職の経験が中心であれば、簿記1級を取得しても、それまでの経験と相乗効果のある資格には見えづらく、採用担当者には響きにくくなります。

 

一方で、中小企業診断士の資格取得には、幅広いビジネス知識が求められるので、様々なキャリア・経験と関連づけやすいメリットがあります。

たとえば、営業職出身であれば、診断士試験の1科目である「企業経営理論(マーケティング)」の合格をもって、過去の経験を資格として形にできると伴に、診断士試験の1科目である「財務・会計」の合格をもって、これから転職を目指している経理職の基礎知識を得た証明にもなります。

このように、自身のキャリアと資格の学習範囲を関連づけてアピールできるため、採用担当者にも好印象を与えやすくなります。

 

30代後半〜40代以上の経理未経験者には、中小企業診断士の方が有利

30代後半から40代以上の経理未経験者が、経理職のキャリアを確立していくためには、

 

実務経験をできるだけ早く積むこと

 

が重要です。

 

そのため、転職前に勉強に費やす時間は、必要最小限にしたいです。

この観点から、中小企業診断士は、簿記1級に比べて有利な面が多くあります。

 

資格取得までに段階的に成果を形にできる

中小企業診断士資格は、3年以内に、1次試験の7科目と2次試験に合格すればよいため、1次試験は科目ごとに少しずつ合格を積み上げることが可能です。

このため、資格取得の途中段階でも、学習の成果を「科目合格」という形で、就職先にアピールすることができます。

 

一方、簿記1級は、合格するかどうかの一発勝負の試験です。

合格できなければ、資格としての成果を示すことが難しく、途中段階だと転職活動においてアピールしづらいデメリットがあります。

 

税理士試験との類似性

やや中小企業診断士から話が逸れますが、税理士試験も科目合格制であり、更に、一度合格した科目は永久に有効となります。

税理士試験の全5科目に合格するのは非常に難しい事ですが、1〜2科目だけの合格を目指し、段階的に学習成果を形にすることで、転職活動中にアピールすることが可能です。

 

年齢が高めの求職者にとっては、このように科目合格制がある資格試験は、早期にアピール材料を積み上げやすいメリットがあります。

 

簿記1級は実務を経験した後が有効

簿記1級の内容は、非常に専門的で深い領域まで学ぶため、企業によっては、実務で使わない知識が含まれる場合もあります。

 

このため、簿記2級を取得したら、できるだけ早く経理実務を経験し、業務上で自身に不足する知識が何なのかを明確にした上で、1級を目指す方が、より効果的な学習になります。

 

中小企業診断士資格は名刺に記載できる

主に転職後の話になりますが、中小企業診断士は、資格名を名刺に記載することが一般に認められており、自己PRの一環として活用しやすい点もメリットです。

 

一方で、簿記1級は、あくまで検定試験の1つであるため、名刺に書くことは一般的ではなく、自己PRの手段としては、やや活用しづらいと言えます。
 

中小企業診断士と簿記1級のダブルライセンスは有利か?それとも両方はいらないか?

もちろん、中小企業診断士と簿記1級の両方を取得することは、転職する上で、非常に有利です。

そのため、どちらか一方が「不要(いらない)」と言うことは、決してありません。

 

以下に、その理由をご説明します。

 

資格取得への意欲と学習姿勢が評価される

長年、採用担当者をしてきた経験から言える事として、この2つの資格は、保有している事実だけでなく、難易度の高い資格に挑戦し、学習に励んできた意欲や姿勢も、高く評価されます。

 

資格そのものだけが評価されるのではなく、努力を続ける姿勢が、「入社したら貢献してくれそうだ」という印象を与える事となり、転職先へのアピールに繋がるのです。

 

資格の関連性と実務直結の価値

とは言え、資格は多く持っていれば良い訳ではありません。

資格同士の関連性や実務との関係性が乏しく、難易度も高くない資格を多数持っていると、逆に「資格マニア」の印象を持たれることもあります。

 

しかし、中小企業診断士と簿記1級を両方持つことは、資格マニアとは異なります。

中小企業診断士は広いビジネス視点を養う資格であり、簿記1級は経理の専門的な実務知識を深める資格です。

 

このように難易度が高く実務上の関連性も深い資格同士の組み合わせは、知識の「広さ」と「深さ」を兼ね備えたバランスの良い資格として、高く評価されやすいです。

 

両方取得する場合の注意点

一方で、中小企業診断士と簿記1級は、ともに難易度の高い資格であるため、両方を取得するには相応の学習時間が必要です。

 

時間に余裕のある方には、ダブルライセンス取得を目指すことは有益ですが、働きながら経理への転職を目指す場合には、いきなり両方の取得を目指すのではなく、どちらか一方の取得に絞り、並行して、早く実務経験を得る事を優先させるのが得策です。

  

中小企業診断士と簿記1級は、どっちが難しい?適した学習方法は?

  • 学習時間の観点では中小企業診断士、知識の深さの観点では簿記1級
  • 中小企業診断士は簿記何級レベル?簿記1級の学習領域との違いは?
  • 中小企業診断士と簿記1級の両方を目指す場合に適した取得の順番
  • 中小企業診断士と簿記1級のお勧めの勉強方法

 

学習時間の観点では中小企業診断士、知識の深さの観点では簿記1級

中小企業診断士と簿記1級は、学習範囲や試験の性質が異なるため、一概にどちらが難しいとは言い切れませんが、以降では複数の観点から、比較した内容をご説明します。

 

学習時間の比較

学習時間の観点では、中小企業診断士の方が難しいと言えます。

 

中小企業診断士は、約1,000時間の学習が推奨され、試験も年に1度のため、取得には最短でも1〜2年かかるのが一般的です。

 

これに対し、簿記1級は、400〜600時間程度(簿記2級の知識があることが前提)の学習が必要とされ、試験も年に2回あるため、比較的短期間でチャレンジ可能です。

 

知識の深さの比較

学習時間が少ないからと言って、簿記1級の方が簡単であるとは言えません。

 

簿記1級は、会計に関する複雑な論点を詳細に理解する必要があり、知識の広さが重視される中小企業診断士と比べると、細かく深い知識が求められる試験です。

 

そのため、一通り学習を終えても、実際の試験で高い実力を発揮しなければ合格できないため、簿記1級の方が、試験の「難しさ」がある資格と言えます。

 

試験構成の比較

中小企業診断士の場合、学習範囲は広いですが、1次試験は科目ごとの合格を積み上げられるため、全範囲を一度にクリアする必要はありません。

この点では、科目合格制度がない簿記1級の方が難しいと言えます。

 

一方、簿記1級の試験は、ほぼ全てが金額を算出する問題ですが、中小企業診断士には、金額の算出だけでなく、知識を解答する問題のほか、2次試験では企業に対する診断・助言を行う論述試験もあります。

この論述があるという点で、文章を書くことに慣れていない人にとっては、中小企業診断士の方が難しいと言えるでしょう。

 

中小企業診断士は簿記何級レベル?簿記1級の学習領域との違いは?

中小企業診断士には、1次試験に「財務・会計」という科目があり、この科目が、簿記1級の学習領域と重なる部分になります(2次試験は、この「財務・会計」の知識をベースに、企業に診断・助言を論述する試験になります)。

  

一方で、中小企業診断士の他の科目(経済学・経済政策、企業経営理論、運営管理、経営法務、経営情報システム、中小企業経営・中小企業政策)の領域は、簿記1級の試験には出ません。

 

以下は、中小企業診断士の学習範囲※1と、簿記1級の学習範囲を、各試験の受験要項から抜粋した情報を元に、対応関係を大まかに整理したものです(同じ色の部分※2が、大まかに対応している部分です)。

※1 中小企業診断士の「財務・会計」以外の科目については、簿記1級と対応する部分が無いため、詳細は割愛しています。

※2 出題範囲の区切り方が異なるため、厳密に一致はしませんが、大まかに同じ色の部分が対応しています。

 

❏ 中小企業診断士試験の学習領域

(出典)「令和6年度中小企業診断士第1次試験案内・申込書(中小企業診断士診断協会)」を元に当サイトにて整理

 

❏ 日商簿記1級の学習領域

(出典)「商工会議所 簿記検定試験出題区分表」(商業簿記・会計学工業簿記・原価計算)を元に当サイトにて整理

 

これを見ると、中小企業診断士の方が学習範囲が広く、簿記1級の領域を全てカバーはしていますが、簿記1級は、それぞれの分野について、中小企業診断士よりも、細かく深い論点を学ぶ内容になっています。

 

中小企業診断士の「財務・会計」科目の難易度は、簿記2級レベルと言われることが多いですが、実は簿記2級には出ない領域(簿記1級の領域)も含まれている事が分かります(例えば、簿記1級にある「業務的意思決定の分析」、「構造的意思決定の分析」等の、いわゆる「意思決定会計」の領域など)。

そのため、中小企業診断士の「財務・会計」は、

 

簿記2級+αのレベル

 

と捉えるのが妥当でしょう。

 

中小企業診断士と簿記1級の両方を目指す場合に適した取得の順番

中小企業診断士と簿記1級の両方の取得を目指す場合、中小企業診断士を先に取得することをお勧めします。

以下に、具体的な理由と効果的な取得の順番について説明します。

 

中小企業診断士を先に取るべき理由

  1. ステップアップに最適:中小企業診断士の「財務・会計」科目の難易度は、前述のとおり、簿記2級と簿記1級の間程度となるため、中小企業診断士を先に学ぶことで、簿記1級の学習に向けた段階的な知識の積み上げが可能です。
     
  2. 試験免除にならない:中小企業診断士の「財務・会計」科目には、免除要件があるものの、適用されるのは弁護士、公認会計士、税理士資格保有者に限られ、簿記1級を取得しても免除にはなりません

    また、簿記1級を先に取得しても、中小企業診断士の「財務・会計」以外の科目とは関連性が低いため、中小企業診断士の試験に有利に働く面が少ないと言えます。
     

効果的な学習・試験スケジュール

  • 学習開始のタイミング:中小企業診断士の学習は、簿記3級を取得してから始めると理解がスムーズです。

    一方、簿記2級については、取得前に診断士の勉強に着手しても問題ありません。
    多くの診断士講座は、簿記の基礎知識から学べるように構成されているため、簿記3級レベルの理解があれば十分です。
     
  • 効率的な試験準備:中小企業診断士の1次試験は毎年8月(合格発表は9月初旬)、その後の2次試験(筆記)は毎年10月に行われます。

    2次試験(筆記)の合格発表は、翌年1月頃なので、発表を待つ期間に簿記2級の勉強を進め、2月にある簿記検定試験を受ければ、簿記2級と中小企業診断士の学習を効率的に進められます

    仮に2次試験(筆記)が不合格だった場合でも、翌年は2次試験の対策のみに集中すればよく、2月までの簿記2級の学習期間を確保する事は十分可能です。

 

タカユキ
タカユキ

【経験談】実際、自分も中小企業診断士の2次試験を受けた後に、簿記2級の学習に着手し、翌年2月の2級試験に合格したよ!

 

中小企業診断士と簿記1級のお勧めの勉強方法

ここでは、中小企業診断士と簿記1級のお勧めの勉強方法を解説します。

 

資格講座として、明確な強みと実績のある下記3スクールの講座をご紹介します。

 

  • スタディング
    新興の人気サービス。圧倒的な低価格と、スマホによるスキマ時間学習を追求したサービス設計が強み。
  • クレアール
    合格に必要な範囲だけを学習し、最短距離で合格を目指す「非常識合格法」が高い人気を誇る。
  • TAC
    会計系を中心とした老舗資格スクールで、過去から積み重ねてきた合格実績に基づく圧倒的な信頼性の高さが強み。

 

中小企業診断士の勉強方法

中小企業診断士は、独学よりも講座を受講して学習することがお勧めです。

 

1次試験だけであれば、市販のテキストと問題集だけでも合格は可能です。

 

一方、2次試験は、企業のケーススタディ(事例)に対して、具体的な分析や改善提案を文章で論述する必要があり、独学で答案の作成方法を見出して行くのは、かなり難しいです。

各スクールが提供する講座では、それぞれ独自の答案作成ノウハウを提供しているので、それをキャッチアップして学習するのが効率的です。

 

以下に、お勧めのスクール講座を紹介します。

 

スクール名特徴受講価格
スタディング✓全てオンライン上(Web、アプリ)のみで講座を提供。
 通える教室はなく紙のテキストもなし(別売り)
✓一方で価格が業界最安水準と圧倒的に安価
 (他スクールと1桁違う)。
✓分かりやすい講義と独自の暗記ツール等に定評がある。
2次試験は、講師による直接の添削は受けられないが、
 AIによる即時添削機能があるほか、
 独自のロジックマップを作成する手法により、
 問題なく演習できるカリキュラムになっている。
✓令和5年度の2次試験の合格者数も業界No.1の実績を誇る。
◯1次2次合格コース ミニマム:
 48,400円
◯2次合格コース スタンダード:

 59,400円
◯1次2次合格コース パーフェクト:

 74,800円〜89,700円
クレアール✓全てオンライン上(Web)のみで講座を提供。
 通える教室はないが、紙のテキスト配布あり

2年間サポートが受けられるプランがある点が特徴。
✓合格に必要な範囲だけを学習し、最短距離で合格を目指す
 「非常識合格法」
が人気。
✓2次試験対策では、講師による答案の添削を受けられる
 メリットがあるほか、月1回の集合授業「合格ゼミ」で、
 受講生同士が議論して理解を深めるスタイルも特徴的。
◯1次2次ストレート合格
 アドバンスドコース:
 210,000円
◯1次2次ストレート合格
 パーフェクトコース:
 250,000円
◯1次2次ストレート合格
 セーフティコース(期間2年):
 310,000円
TAC✓歴史の長い老舗講座で、リアルの教室講座、ビデオブース講座、
 Web通信講座の3つの受講形態
を提供。
教室があるので、集中して学習できる環境が欲しい人には最適。
 その分、金額は他講座に比べて高め。
✓講義後、講師に直接質問ができる点も教室講座のメリット。
✓2次試験は講師による添削指導があるほか、長年合格者を輩出してきた
 「TACメソッド」
により安定した答案作成力が身につけられる。
◯1・2次オンラインLIVE本科生:
 198,000円
◯1・2次速修本科生:

 240,000円
◯1・2次ストレート本科生:

 315,000円
(出典)各スクール公式サイトの2024年11月時点の情報に基づいて整理(受講価格は変更される可能性があります)

※上記は、1次試験・2次試験両方の講座を受講できるコースで、かつ割引なしの価格を記載しています。各講座とも申込み時期によって、割引や教育訓練給付制度の利用により、価格を下げられるケースがあります。

 

>> スタディング 中小企業診断士講座(公式サイト)を見る

 

>> クレアール 中小企業診断士講座(公式サイト)を見る

 

>> TAC 中小企業診断士講座(公式サイト)を見る

 

いずれのスクールも、受験して不合格になった場合は、翌年度の再受講割引制度があるので、合格するまで継続してサポートを受けやすい設計になっています。

 

迷ったら、まずは業界最安水準のスタディングがオススメです。

受講料が圧倒的に安価なので、まずは学習を初めてみて、中小企業診断士が肌に合わないと思えば、気軽に方針転換できるのがメリットです。

無料でお試し受講も可能なので、是非受講してみることをお勧めします。

 

>> スタディング 中小企業診断士講座(公式サイト)を見る

 

簿記1級の勉強方法

簿記2級までなら、市販の教材を用いた独学でも問題ありません。

 

しかし、簿記1級は、2級とは比較にならないほど膨大な学習量になるため、やはり独学よりも講座を受講するのがお勧めです。

 

例えば、簿記1級を独学しようとした場合、教材数が少ない事で知られているスッキリわかるシリーズ」(TAC出版)であっても、テキスト数は8冊にもなります(簿記2級用のテキストは、たった2冊です)。

 

 

過去問題集も加えれば、10冊以上になってしまい、これらを用いた学習を、自分一人でペースメークしていくのは至難の業です。

そのため、資格講座のサポートを得て効率的に進めるのが得策です。

 

以下に、お勧めのスクール講座を紹介します。

 

スクール名特徴受講価格
スタディング✓全てオンライン上(Web、アプリ)のみで講座を提供。
 通える教室はなく、紙のテキストもなし(別売り)
✓一方で価格が業界最安水準と圧倒的に安価
✓スマホでスキマ時間を活用した学習が可能なように
 設計されている。
AIを活用したAI問題復習機能が充実している点が特長。
◯簿記1級合格コース:
 66,600円
◯【コーチングサービス付き】

 簿記1級合格コース:
 124,000円
クレアール✓全てオンライン上(Web)のみで講座を提供。
 通える教室はないが、紙のテキスト配布あり

✓受験できなかったり、不合格になったりした場合に、
 1年間受講期間を延長できる点が大きなメリット。
✓合格に必要な範囲だけを学習し、最短距離で合格を目指す
 「非常識合格法」
が人気。
✓メール・電話・スカイプで講師に質問も可能
◯1級講義パック:
 132,000円
◯1級ストレートフルパック:
 145,000円
◯【教育訓練給付制度対象】
 1級フルパック:
 163,100円
TAC✓公認会計士資格を始めとする会計分野の資格に強い
 老舗スクール
。簿記1級の講義も、長年合格者を
 輩出してきた実績が十分
リアルの教室講座、ビデオブース講座、Web通信講座
 
3つの受講形態を提供。
教室があるので、集中して学習できる環境が欲しい人には最適。
 その分、金額は他講座に比べて高め
✓TACによる全国公開模試を受講できる点もメリット。
◯1級合格本科生(通学):
 177,000円
◯1級合格本科生(Web通信):

 165,000円
◯1級合格本科生(DVD通信):

 218,000円
(出典)各スクール公式サイトの2024年11月時点の情報に基づいて整理(受講価格は変更される可能性があります)

商業簿記・工業簿記を一括で学習できるコースで、かつ割引なしの価格を記載しています。各講座とも申込み時期によって、割引や教育訓練給付制度の利用により、価格を下げられるケースがあります。

 

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>> TAC 簿記講座(公式サイト)を見る

 

こちらも迷ったら、まずはスタディングを試してみることをオススメします。

受講料が安いので気楽に始めやすく、公開模試はTACを活用するなど、部分的に他校のサービスを組み合わせた活用も可能です。

 

>> スタディング 簿記講座(公式サイト)を見る

 

中小企業診断士と簿記1級はどっちが経理の転職に有利か?について総括

本記事のポイントを、以下にまとめます。

 

  • 転職先によって有利な資格が異なる:大企業や税理士事務所では簿記1級、中小事業会社では中小企業診断士が評価されやすい。
  • 年齢が高いほど中小企業診断士が有利:30代後半・40代以上は、過去のキャリアとの結びつきが評価されるため、中小企業診断士の方が効果的。
  • 両方の資格取得(ダブルライセンス)は有利:中小企業診断士と簿記1級は関連性が高く、広範かつ深い知識を備えた人材として評価されやすい。
  • 中小企業診断士を先に取得するのがおすすめ:中小企業診断士の「財務・会計」科目は、簿記2級+αの難易度で、簿記1級へのステップになる。
  • 中小企業診断士は学習範囲が広く、簿記1級は知識が深い:試験範囲や試験特性が異なるため、どちらが難しいかは一概には言えない。
  • 資格スクールの活用がおすすめ:2次試験で論述がある中小企業診断士や、学習量が多い簿記1級は、講座で学ぶ方が効率的。
  • スタディングは低価格で学びやすいスキマ時間を有効活用できる設計で、金額も安価なため、気軽に始めやすいのでおすすめ。

 

本記事が、皆さんの転職活動のご参考になれば幸いです。

 

参考

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