例文あり:未経験で経理に転職する際の職務経歴書の書き方は?自己PRの方法を解説!

転職活動
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経理に転職したいけど、未経験だから

職務経歴書でアピールできることが見つからないよ。。。

 

タカユキ
タカユキ

大丈夫!未経験でも必ず自己PRできるポイントはあるよ!

採用責任者をやってた経験も踏まえて解説するね!

  

未経験で経理に転職したいけど、

 

  • 自己PRできることが見つからず、職務経歴書が書けない、、、
  • 書類選考に通る気がしない、、、

 

と悩む方は多いですよね。

 

確かに、未経験者にとっては、

 

書類選考を通過するのが最大のハードル

 

と言っても過言ではありません。

 

しかし、未経験者であっても、書類でアピールできるポイントは、十分に存在します。

 

私自身、未経験30代後半になってから、3回の転職を通じて、念願の経理職を掴むことができました。

 

その経験と、12年以上に渡り、採用責任者も務めてきた視点から、本記事の前半では、職務経歴書でアピールすべき、4つのポイントをご説明します。

 

  1. 情報は多いほうが良い
  2. キャリアチェンジのエピソードを入れる
  3. 経営数字・計数管理に関する実績を多めに書く
  4. 管理部門責任者の出身職種に応じて、職務経歴書を書き分ける

 

また、後半では、職務経歴書の各項目ごとに、どのような点に留意して書けばよいか、具体的な例文も合わせてご紹介します。

 


なお、30代後半・40代以上でも、未経験で経理に転職できる包括的な戦略を下記にまとめていますので、併せてご参照ください。

 

 

この記事を書いた人
この記事を書いた人
タカユキ

アラフォーから未経験で経理職への転職を目指し、苦労の末に実現。

複数企業で、経理を含めた管理部門全体の責任者(管理部長)を歴任。

更に12年以上にわたり、採用責任者として、経理職を含む様々な人材の採用にも従事。

未経験での経理転職と採用責任者という両面の経験から、他にはない独自のノウハウや戦略を発信。

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ポイント① 未経験者こそ職務経歴書の情報は多い方が良い

職務経歴書は、

 

「長いと採用担当の人が嫌がって読まないのでは…」

 

と考えて、短く簡潔に書くのが良いと思っていませんか?

 

確かに、10ページのような大作だと、採用担当者もさすがにシンドくなりますが、4〜5ページぐらいであれば、しっかり読み込んでもらえます

 

私も採用責任者として、数え切れないほどの応募書類を見てきましたが、「長いから読まない」という事はありません。きちんと読み込みます。

 

特に、人手不足の昨今では、どの採用担当者も、何とか良い人を見つけようと必死なので、応募書類にはしっかり目を通し、可能性のある人を何とか見つけようとします。

 

書類のボリュームを気にするというよりも、

 

経理として活躍できる可能性のある必要な要件が揃っているか

 

という目線で見ます。

 

そのため、1語1句まで読み込むというよりは、ざーっと眺めて、採用担当者が求める職務経験とマッチするキーワードがあるかをチェックするイメージです。

 

その結果、1つも期待するキーワードが見つからなければ、残念ながらお見送りとなり、逆に引っかかるキーワードがあれば、面接に進んでいただこうかな、となります。

 

例えば、期待する職務経験が「債権管理」だったとして、それに近いキーワードで「売掛金管理」、「債権回収」といった言葉があれば、

 

「遠いかもしれないけど、ちょっとお話を聞いてみようかな」

 

となる可能性はあります。そうなったら、しめたものです!

 

ですので、情報量はできるだけ多いほうが良いのです。

 

【経験談】事実、私も「書類選考上は微妙かな、、、」と思いつつ、キーワード的にはマッチする記述があったので、念のため面接でお会いしたら、実はマッチ度の高い経験がある方だと分かり、入社後に大活躍された、というケースがありました。

  

具体的には、現在の職種に応じて、以下のようなキーワードが考えられます。

 

❏現職が営業の場合の例

  • Excel
  • 売上管理
  • 予実管理
  • 債権回収・督促
  • マネジメント

 

❏現職が総務の場合の例

  • Excel
  • 給与計算
  • 固定資産管理
  • 購買管理
  • 旅費・経費精算
  • マネジメント

 

経理職では、「Excel」(エクセル)は必須ツールなので、キーワードとしては必須と考えてください。

 

また、30代後半〜40代以上の応募者の場合は、年齢相応に求められる経験も多くなります。

 

その代表格として、マネジメント経験が挙げられます。

 

もし、部下を持った経験や若手を育成した経験があるならば、キーワードレベルでも良いので、必ず盛り込んでおきましょう。

 

ポイント② 職務経歴書にキャリアチェンジのエピソードを自己PRとして入れる

未経験者を選考する際、採用担当者の目線からは、経理に近い職務経験の有無はもちろん重要ですが、それに加えて、

 

仕事や環境の変化に適応できた実績があるか

 

も確認したいポイントです。

 

以下のような点に留意して、自己PRの欄などを使い、アピールするのが効果的です。

 

仕事の変化について

未経験から経理に転職する場合、仕事の変化への適応力・耐性は、重視されます。

 

例えば、営業で15年など、1職種での経験が長いと、

 

「 『チャレンジしてみたけど、やっぱり営業の方が良かった』となって、早期退職されてしまうのでは・・・」

 

との懸念を抱かれやすいです(採用担当者が最も懸念するのは、ミスマッチによる早期退職のリスクです)。

 

そのため、キャリアチェンジの経験がなく、1職種しか経験職種が無い場合は、その中でも、何かしらの業務上の変化があったはずなので、その変化イベントを際立たせて、どう工夫して適応したか、を書くようにしましょう。

 

環境の変化について

環境の変化については、

 

  • 一定の転職回数があり(経験社数が1社だけではない)、
  • かつ、各職場で2年程度は在籍できているか

 

を見ることが多いです。

 

1社に長く勤めている方が好印象、という時代は終わりましたので、逆に何社か転職している方が、新しい環境への適応に慣れている、という点で安心されます。

 

在籍期間については、退職には、様々な理由があり得ますので、必ずしも、全ての職場で2年以上の在籍が必要な訳ではありません。

 

しかし、全ての職場で、1年以内に短期離職している状況だと、

 

環境変化への耐性が低い人

 

と見られる可能性があります。

 

もし、ご自身の経歴が、1社のみの長期在籍である場合や、逆に、1年以内の離職が多い場合には、前述した仕事の変化への耐性の方を、強くアピールしましょう。

 

ポイント③ 職務経歴書には自己PRとして経営数字・計数管理に関する実績を多めに書く

経理担当者を採用する際に重要視されるのが、数字を扱うことに対する適性です。

 

しかし、書類上や面接でそのスキルを直接チェックすることは難しいため、「数字が好き」とか「数字にこだわりがある」といった志向性が感じられるかを選考の中で確認します。

 

私が採用していた時、経理担当として採用され、その後、活躍された方々の中には、面接時に

 

「貸借の数字がピッタリ合うのが、とにかく気持ちがいい!」

 

という話をしていた方が、複数人いました。

 

このようなコメントは、同じ経理職のメンバーから共感を得やすく、ポジティブに映ります。

 

さらに、過去の職務で、経営数字(売上や費用に関する数字)といかに関わってきたか、を具体的に記載することで、採用担当者に対して、数字を扱う業務への適性が高いことをアピールできます。

 

例えば、下記のような事例を記載することが考えられます。

 

  • 経営数字の正確な集計
    • 売上データやコスト管理などの数字を精度高く集計したことで、業績改善に寄与した事例。
  • ミスのチェックと訂正:
    • 間違いを発見し、迅速に訂正したことで、大きな問題を回避できた事例。
  • 意思決定への影響:
    • 数字を基にした分析が、組織の意思決定に影響を与えた事例。

 

ポイント④ 管理部門責任者の出身職種に応じて、職務経歴書を書き分ける

経理担当者の採用判断は、管理部門の責任者が行うことが多いです。

 

私も採用責任者 兼 管理部門責任者として、バックオフィスの担当者を、権限を持って採用してきました。

 

ここで重要なのは、管理部門責任者の元々の出身職務を確認し、それに応じて、職務経歴書の書き方を工夫することです。

 

例えば、管理部門責任者の方の出身が、営業や技術など、事業部門の職務であった場合、志望者が経理未経験であっても、

 

過去の経験を活かし、管理部門側から事業サイドに貢献したい

 

という視点をアピールすると、好印象を与えることができます。

 

事業部門出身で、管理部門の責任者を務めている方は、同じような気持ちで、管理部門に転向してきた可能性があり、共感を得やすいためです。

 

【経験談】私自身、管理部門の立場から、自主的に営業活動をし、自社商材の販売につなげた経験があったのですが、そのエピソードを職務経歴書に1文、書いただけで、その部分が採用責任者の目に留まり、選考を通過したことがありました。まさに、その時の採用責任者は、事業部門のご出身で、管理部門の責任者に転向された方でした。

 

一方で、管理部門責任者が、経理出身者である場合には、経理実務と関連性の深い経験や、数字を扱うことへの適性、業務の正確性、などに重きを置いたアピールの方が効果的です。

 

事前に転職エージェントに質問して、採用担当者や管理部門責任者が、どのような出身か、確認しておくと良いでしょう。

 

もしくは、企業のホームページに、幹部層のプロフィールが掲載されていて、把握できることもあります。

 

エージェントに頼めば、応募先企業ごとに、別々の職務経歴書を提出してもらえます。

 

会社によって職務経歴書を書き分けることは、小さなことですが、非常に重要です。

 

未経験者にとっては、こうした細かい点で手を抜かないことが、成功への分かれ道となります。

 

職務経歴書の項目別の自己PRポイントと具体的な例文

ここからは、職務経歴書の各項目ごとに、どのような点に留意して書けば良いか、具体的な記載例を交えながら解説していきます。

 

職務経歴書の構成

一般的に、以下の構成になっています。

 

  1. 職務要約
  2. 職務経歴
  3. 活かせる知識・スキル
  4. 資格・免許
  5. 自己PR

 

職務経歴書の雛形については、ネット上に多くの雛形が掲載されています。

 

いずれも同様の項目で構成されているため、どれを用いても問題ありません。

 

個人的には、下記リクルートエージェントが提供している雛形を用いています。

 

>> 一般的な職務経歴書の雛形のダウンロード(クリックしたらダウンロードされます)

  

以下には、経理用の雛形も掲載されています。

 

>>経理用の職務経歴書の雛形のダウンロード(クリックしたらダウンロードされます)

 

但し、経理経験者が前提の内容となっていますので、各項目の記載内容については、本記事の以降の内容をご参考にしてください。

 

以降の本記事では、「未経験者が経理に転職する」場合にフォーカスし、さらに私自身の経験(未経験での経理転職実績、採用責任者としての採用実績の両面)に基づいて、各項目で記載すべき詳細なポイントを解説しました。

 

職務要約

職務要約は、4〜5行程度で、過去の職歴を大まかに記載する部分です。

 

構成としては、以下の流れで、簡潔に書くことをお勧めします。

 

  1. 担当した業務範囲と経験年数
  2. 挙げた成果・実績
  3. 今回の転職に向けた意気込み

 

前述の通り、職務経歴書全体としては、情報量を増やすため、ある程度、ボリュームが増えても問題ないのですが、職務要約は、「要約」という趣旨に則り、簡潔にする必要があります。

 

理由は、採用担当者は、職務要約の部分で、

 

要は、この応募者のメインスキルは◯◯だな

 

ということを判断したいためです。

 

要点を絞らずに、長々と書くと、

 

いったいこの人は何ができる人なんだ?

 

とポイントが不鮮明な印象になってしまいます。

 

そのため、1(業務範囲)と2(成果・実績)は、できるだけ経理業務経営数字と関係のある内容にし、かつ実務上の難易度が高く実績としても高いものに絞って記載しましょう。

 

なお、3(意気込み)は書かなくても問題ありませんが、あった方が、どの会社にも提出しているテンプレート感がなくなり、採用担当者の印象は良くなります。

 

以下に、ご参考として、職務要約の具体的な例文を掲載します(開くとご覧いただけます)。

 

※いずれも、A4用紙に通常フォントで書くと、5行程度になるボリュームです。

【現職が営業職の例】

15年間、ソフトウェア業界で営業担当として経験を積み、顧客との信頼関係を築きながら、売上目標達成に貢献してきました。特に、経営数字の管理と分析に強みがあり、売上の予実管理方法を改善したことで、5年連続のチーム目標達成に寄与した実績や、売掛金の未回収案件70%削減といった成果をあげてきました。現在、自身の強みを活かして、経理職へのキャリアチェンジを目指しており、日商簿記2級の取得に向けて勉強中です。

 
【現職が総務職の例】

12年間、総務部門での経験を通じて、社員の入退社対応やオフィス管理、給与計算、年末調整など幅広い業務を担当してきました。経営数字に興味を持ち、費用削減や業務効率化のプロジェクトを主導して、給与計算にかかる工数の30%削減や、年間200万円の外部委託費削減などに貢献した実績があります。現在は、より経営数字を直接扱う経理職へのキャリアチェンジを目指しています。既に日商簿記2級を取得済みで、税理士試験の簿記論を勉強中です。

 

職務経歴

職務経歴は、必ず新しい職歴から書きましょう(現在の会社→過去勤めていた会社の順)。

 

採用担当者は、長くても直近5年間程度の情報を重視します。

 

それより以前の期間でしか経験していない内容は、法令対応や使用されるツールなどが、現在とは異なるビジネス環境下での経験となるため、重視されない可能性が高いです。

 

どんな業種規模の会社で働いていたかは、採用担当が気になる点のため、必ず書きましょう。

 

所属した会社別の記載欄の冒頭部分に、書くことが多いです。

 

経理を初めとするバックオフィスの業務内容は、企業規模に応じて、質・量ともに大きく異なるため、自社への適性を見極めるために確認されます。

 

この点は、隠しても後々のミスマッチにつながるだけですので、正直に書きましょう。

 

逆に、経験した企業の規模が、応募先企業と大きく異なるのに、書類選考を通過できた場合には、異なる規模の経験が、かえって有利に判断された可能性もあります。

 

企業規模には、資本金従業員数を記載しましょう。

 

ただし、いずれも務めていた会社のHPで公開していることを確認してください。

 

公開されていない場合は、資本金は記載せず、従業員数は「●人程度」といった記載にしてください。

 

勤務先が公表していない売上高利益の額を、職務経歴書に記載するのは避けましょう(有価証券報告書や官報の決算公告で公表している金額であれば、問題ありません)。
経理を初めとするバックオフィスの担当者は、機密情報を扱う立場のため、こうした情報を安易に記載してしまうと、「情報管理意識が低い人」と判断され、選考において、マイナス評価を受ける恐れがあります。

 

本文となる職種・業務内容については、所属部署、所属期間毎に記載し、それぞれ、

 

  1. 担当業務
  2. 主な実績

 

という構成で記載しましょう。

 

「担当業務」は、文章で長々と記載することは馴染みませんが、前述の通り、キーワードは重要なので、少しでも担当経験のある業務は、数多くキーワードとして盛り込みましょう。

 

「主な実績」は、できるだけ経理業務経営数字と関連した実績を記載することが効果的です。

 

以下に、ご参考として、職務経歴の具体的な例文を掲載します(開くとご覧いただけます)。

 

【現職が営業職の例】

会社名:株式会社XYZテクノロジー 事業内容:人事系SaaS販売

資本金:●円 従業員数:●名

期間業務内容
2020年4月~現在
(◯◯部所属)
■担当業務
・営業データの分析と報告
・営業部門の業務改革推進
・係長として営業チームのマネジメント(部下●名)
・(※その他 できるだけ多く記載)
■実績
・売掛金管理プロジェクトを経理担当と共同で実施し、未回収案件を70%削減
・部門内の売上目標と実績・見込数字の管理方法を統一化
・(※その他 できるだけ多く記載)
2017年4月~2020年3月
(□□部所属)
■担当業務
・中小企業向けクラウドソリューションの営業
・ウェビナーや展示会での製品紹介およびリード獲得
・顧客サポートチームと連携し、顧客満足度向上施策を実施
・(※その他 できるだけ多く記載)
■実績
・新製品の導入キャンペーンを成功させ、初年度売上を150%達成
・顧客満足度アンケートで90%以上の高評価を獲得
・展示会で獲得したリードを通じて、大型契約を3件締結
・(※その他 できるだけ多く記載)

会社名:株式会社ABCソフトウェア 事業内容:販売管理系ソフトウェア販売

資本金:●円 従業員数:●名 

期間業務内容
2010年4月~2017年3月
(□□部所属)
■担当業務
・法人向けソフトウェアの新規顧客開拓および既存顧客のフォローアップ
・製品のプレゼンテーション、デモンストレーション、および導入支援
・顧客ニーズの把握と提案書の作成

・営業部門の業務改革推進
・契約締結後のアフターフォローおよびトラブルシューティング
・主任として部内メンバー(●名)のマネジメント

・(※その他 できるだけ多く記載)
■実績
・年間売上目標の120%達成(2016年度)
・大手企業との長期契約を5件獲得
・新規顧客開拓により売上を20%増加(2013年度)

・営業プロセス改善プロジェクトを主導し、成約率を15%向上
・月次売上の予実管理方法を統一し、達成状況の見える化を促進

・(※その他 できるだけ多く記載)

【現職が総務職の例】

会社名:株式会社XYZカンパニー 事業内容:生活雑貨卸売業

資本金:●円 従業員数:●名

期間業務内容
2018年4月~現在
(◯◯部所属)
■担当業務
・社員の入退社対応(社会保険・住民税関連)
・オフィス・備品管理および購買管理
・固定資産管理
・給与計算および年末調整対応
・新人教育係としての指導・育成
・(※その他 できるだけ多く記載)
■実績
・クラウドサービス導入により、外部委託費を年間200万円削減
・給与計算の業務フローを改善し、労働時間の集計精度を向上
・新人教育係として、効果的な育成方法を確立し、後輩のスキルアップに貢献
・固定資産管理において、管理台帳の更新業務の効率化を実現
・(※その他 できるだけ多く記載)

会社名:株式会社ABCコーポレーション 事業内容:印刷業

資本金:●円 従業員数:●名 

期間業務内容
2010年4月~2018年3月
(□□部所属)
■担当業務
・社員の入退社対応(社会保険・住民税関連)
・オフィス・備品管理
・固定資産管理
・給与計算および年末調整対応
・主任として、部内の後輩2名の指導・マネジメント
・(※その他 できるだけ多く記載)
■実績
・社員の入退社対応でスムーズな手続きを実現し、社内の信頼を獲得
・オフィス管理において、効率的な備品管理システムを導入し、管理コストを10%削減
・固定資産管理システムの導入により、資産管理の精度を向上
・従前の給与計算の手入力処理をExcel関数で自動化し、業務効率を30%向上
・(※その他 できるだけ多く記載)

 

活かせる知識・スキル

未経験だから書けることがほとんどない、、、

 

と思ってしまいがちですが、経理専業の経験者にはない、別の経験をアピールできるので、かえって未経験者には重要な項目となります。

 

前述の通り、管理部門責任者が、事業部門出身であれば、事業運営(営業、技術など)での経験を、経理業務にどう活かし、貢献したいと考えているか、が感じられる項目を挙げることで、逆に好印象を与えられる可能性があります。

 

上記で例示した「Excel」というキーワードは、是非このパートに記載しておきましょう。

 

もう1つ重要な点として、定型的な知識面だけでなく、非定型的なスキル、例えば「〜の分析」や「〜の改善」といった、ゼロから考えて課題を解決できるスキル(経験)も必ず記載しておきたいです。

 

環境変化の激しい昨今では、定型的な業務をこなす力だけでは、高く評価されない傾向にあります。

 

大きく法律が変わったり企業規模が拡大したりした際に、経理業務においても、新しい仕組みを企画・構築できる力が求められます。

 

こうしたスキルは、経理以外の部門でも、多く経験できるものなので、未経験者でもアピールできる余地が多くあるはずです。

 

そのため、以下のような点を意識して記載しましょう。

 

  • 事業部門の経験で、経理に活かせるスキル:
    • 営業や技術の職務経験の中で、特に経営数字に関わる業務で発揮したスキルがあれば、経理業務に活かせるスキルとして、記載する。
    • Excelに関するスキルは、重要キーワードとして必ず記載する。
  • 非定型的な課題解決スキル:
    • 過去の職務経験の中で、直面した課題に対し、ゼロから考えて解決したスキルを「〜の分析」「〜の改善」のような形で記載する。

 

以下に、ご参考として、活かせる知識・スキルの具体的な例文を掲載します(開くとご覧いただけます)。

 

【現職が営業職の例】

・営業プロセスの改善と効率化
・経営数字の予実管理と分析
・顧客との信頼関係構築
・新規顧客開拓および既存顧客フォロー
・プレゼンテーションおよび提案力
・GoogleスプレッドシートやExcelを活用したデータ管理と分析
・マネジメントスキル(部下の指導・育成、目標管理)

 

【現職が総務職の例】

• 経営数字の管理と分析
• 費用削減と業務効率化の提案・実行
• 社員の入退社手続きおよび社会保険・住民税対応
• 給与計算および年末調整の実務
• オフィスおよび備品管理
• 固定資産管理
• Excelを活用したデータ管理と業務改善
• 新人教育および育成

 

資格・免許

資格・免許のセクションでは、保有しているもの以外は書けないので、内容は限られますが、以下の点を意識して記載しましょう。

 

  • 簿記について
    • 応募段階で、日商簿記3級は取得済にしておくことが必須です。年齢の高さを踏まえると、3級を持っている状態が基本となります。
    • 日商簿記2級については、取得済であることが理想ですが、難しければ勉強中でも構いません。その場合は、必ず「●年●月受験予定」と具体的な受験予定を明記し、本気度をアピールしましょう。
  • 高難易度の国家資格(例えば、税理士試験)について
    • 応募段階で、取得済にしておく必要はありません。
    • できれば勉強を開始している状況だと、やる気をアピールできます。その際、具体的な受験予定まで明記せずとも、「勉強中」と記載するだけでも十分です。
  • TOEICについて
    • 外資系企業を志望する場合は、英語力も確認されますので、TOEICの点数も記載した方が良いでしょう。
    • 内資系企業で、英文会計が求められない場合は、記載せずでも問題ありません。

 

※取得した資格については、信ぴょう性の観点から、取得年月(●年●月)も記載しておきましょう。

 

以下に、ご参考として、資格・免許の具体的な例文を掲載します(開くとご覧いただけます)。

 

【例1】

• 日商簿記3級(20xx年xx月 取得済)
• 日商簿記2級(勉強中、20xx年xx月受験予定)
・TOEIC ◯◯点(20xx年xx月)

 

【例2】

• 日商簿記3級(20xx年xx月 取得済)
• 日商簿記2級(20xx年xx月 取得済)
• 税理士
試験 簿記論(勉強中、20xx年xx月受験予定)

 

自己PR

実は、このパートは未経験者にとって、非常に重要です。

 

ここまでのパートを書き上げるので精一杯で、力尽きてしまい、自己PRを簡単にしか書いていない人が多い印象ですが、この部分も採用担当者はちゃんと見ています。

 

特に、私が採用責任者として、数多くの応募書類を見てきた中で、とてももったいないと思うのは、自己PRに

 

マインド的なこと(主体性、積極性、計画性、献身性、コミュニケーション力など)を書く人が多い点

 

です。

 

マインド的な点は、どの求職者も同じことを書くので、大差が出ない、と考えたほうが良いでしょう。

 

尖った内容を書けば注目されますが、逆に反感を持たれるリスクもあります。

 

それよりも、

 

自分にしか書けないオリジナルの経験・実績

 

に触れた方が良いです。これが最も重要です。

 

中でも、経理職においては、数字関連の実績が重要です。

 

そのような職務経験・実績・ご自身の強みが、経理にどう活かせるか、という視点で記載してください。

 

経理未経験者だからこそ、のアピールポイントになります。

 

そして、前述した、キャリアチェンジにどう対処したか、のエピーソードを記述できるのも、この自己PR欄になります。

 

さらに、30代・40代であれば年齢が高めなので、マネジメント経験があれば、その点も触れておきたいところです。

 

そのため、以下のような点を意識して記載しましょう。

 

  • マインド面は、差が出ないので不要
  • 自分にしか書けないオリジナルの経験・実績を書く
    • 経営数字に関する実績がベター
    • それを経理にどう活かせるか、という視点で書く
  • 過去、キャリアチェンジにどう対処したかを示し、適応耐性をアピールする
  • マネジメント経験を書く

 

以下に、ご参考として、自己PRの具体的な例文を掲載します(開くとご覧いただけます)。

 

※幅広い例を示すため、文量を多めに記載しています。未経験者は書類でのアピール要素が限られるので、ネタがあるなら自己PR欄には多く書いた方が、熱意が伝わります。

【現職が営業職の例】

  • 予算管理や財務分析の精度向上に貢献できます。
    • 毎月の売上の予実管理方法が、営業担当毎に属人化しており、報告様式もバラバラで、月中の達成状況が把握できない状況でした。
    • そこで、統一的な集計方法と様式を自ら整備し、部内で共通して利用する仕組みに変えた事で、見える化が促進され、タイムリーに施策を打てるようになり、目標達成に寄与できました。
    • こうした経験は、経理業務における予算管理や財務分析の精度向上に貢献できると考えています。
  • 債権管理や与信管理の改善に貢献できます。
    • 経理担当との共同プロジェクトで、売掛先ごとに、未入金額と滞留期間を整備し、毎月アップデートする仕組みを構築しました。
    • データは誰でも確認しやすいようにGoogleスプレッドシートに格納し、共有する形にしたことで、定期的な督促が可能になり、未回収案件を70%減らすことができました。
    • 未回収案件の削減に成功した経験は、経理での債権管理や与信管理に活かせると考えています。
  • 新たに直面した課題を乗り越える経験を蓄積しています。
    • 外勤営業から内勤営業に異動になり、部門内の売上目標と実績・見込数字の管理を担うこととなった際には、経理部門から必要な数字をもらう方法が分からず、苦労しました。
    • そこで、経理担当者との定期ミーティングを提案し、すり合わせを強化した結果、最適な情報共有の仕組みを構築できました。
    • また、Excelが苦手だったため、関数やピボットテーブルの使い方などを再学習し、現在ではデータ分析・管理に活用できるレベルにまで、スキルを向上させました。
  • マネジメント経験を活かし、組織運営に貢献できます。
    • 係長に昇進した際は、人事評価や部下との1on1のやり方など、初めての経験が多く戸惑いましたが、社内の研修制度を活用して必要な理論を習得し、管理職の業務に望むようにしました。
    • 現在も定期的に研修を受け、毎年学習と実践を繰り返すことで、マネジメントスキルの向上に励んでいます。

 

【現職が総務職の例】

  • 下記の職務等を通じて養った、経営数字の管理と効率化に関する強みを活かし、正確な経理業務の遂行と、予算管理の精度向上に貢献できます。
    • 管理部門内の外部委託費が増加していたため、クラウドサービスの導入を提案し、サービスの選定・導入・運用までを主導した結果、年間200万円の外部委託費削減を実現できました。
    • 従前の給与計算では、勤怠システムから出力したデータを、手入力や目視で修正する処理が行われていましたが、Excel上で関数を用いて自動的にチェックできる仕組みを構築した結果、40%の工数を削減できました。同時に集計ミスも減ったため、業務効率化と正確な給与計算を実現できました。
  • 新たに直面した課題を乗り越える経験を蓄積しています。
    • 給与計算にチャレンジしたいと思い、前任者が退職するタイミングで、自ら担当したいと申し出ました。
    • 労働時間の集計に関しては、細かい法令上のルールが多く、担当当初は知識不足を痛感したため、書籍や通信講座で学習に励み、今では自信を持って対応できるレベルにまで、スキルを向上させました。
  • マネジメント経験を活かし、組織運営に貢献できます。
    • 初めて新人教育係を任された時、何から初めて良いか分からず戸惑いましたが、先輩社員に相談することで、育成方法を学びました。
    • その後は、自分でも育成方法をブラッシュアップし、今では、後輩に育成方法を伝授する立場になっています。
    • 経理部門においても、チームとしての協力やメンバーの指導に貢献できると考えております。

 

経理未経験をカバーする職務経歴書の精度向上施策

さらに、外部のサービスも利用することで、第三者の目線から、ご自身の職務経歴書をより魅力あるものにし、書類通過の確度を上げることができます。

 

ここでは、3つの方法をご紹介します。

 

①職務経歴書作成ツールを使う

とりあえず早く、一瞬で作ってしまいたい

 

という方向けには、ツールで職務経歴書を作成できるサービスがあります。

 

こちらのdodaの職務経歴書自動作成ツール「レジュメビルダー」がオススメです。

 

完全無料で利用できます。

  

このツールを使えば、表示されるガイダンスに沿って入力するだけで、職務経歴書が作成できます。

 

まずは、こちらでざっくり作成してみて、その後、後述する添削サービスで、より精度を高めていく、というのも一つの手です。

 

仕事との両立で、時間が取りづらい傾向にあるので、少しでも時短をして、余裕を持って転職活動に望みたいところです。

 

 

②作成代行・添削サービスに依頼する

経理経験や採用経験のある専門家に、作成代行や添削を依頼する方法もあります。

 

スキルマーケットのココナラには、多くの専門家が登録しており、自身の職務経歴や強みを伝えることで、採用担当者に刺さる内容を、ライティングしてもらうことができます。

 

第三者の目線も反映した効果的な職務経歴書を作成でき、安心して応募先企業に書類提出できるようになるので、とても有り難いサービスです。

 

現在の価格感は、1件5,000円〜10,000円程度ですが、職務経歴書は、ベースとなるものを1つ作っておけば、応募先に応じてカスタマイズすれば良いので、この先も使える資産になると考えると、リーズナブルかと思います。

 

利用する際は、以下の点に注意しましょう。

 

  • 依頼する専門家の評価や実績を確認:
    • 依頼する前に、その専門家の評価や過去の実績を確認し、信頼できる方に依頼するようにしましょう。
  • 具体的な要望を伝える:
    • どのような内容を強調したいか、どのようなトーンで書いてほしいかなど、具体的な要望を伝えることで、満足のいく結果が得られやすくなります。

  

専門家の方に、しっかりとしたベース作りをお願いするのは、ご自身のキャリアの棚卸しの機会にもなり、有益です。

 

少しでも職務経歴書の作成に不安がある方や、十分な時間が取れない方などは、是非、登録して活用される事をお勧めします。

 

第三者の力を効率よく活用することで、安心して、時間に余裕を持って、転職活動が進められるようになります!

 

 

③転職エージェントに添削してもらう

最後の仕上げとして、一番手堅いのが、この方法です。

 

ゼロから書いてもらうこと(作成代行)はできませんが、ある程度、原稿ができている状態であれば、依頼することが可能です。

 

転職エージェントは、職務経歴書を見るプロであるだけでなく、個別の募集企業の内情に詳しいため、企業毎にどういった内容を書けば担当者に刺さりやすいか、アドバイスしてもらえるという点で、心強いです。

 

私自身も転職活動の際には、添削を依頼し、応募企業毎に、内容を書き分けることをしており、その結果、無事に書類通過できた経験があります。

  

バックオフィスや経理職に強い転職エージェントは、以下になります。

 

  • MS-Japan
    • 管理部門・士業に強い転職エージェントとして業界トップクラスの実績を持ちます。
    • 経理以外も含めた管理部門への転職に強く、「ズラし戦略(※)」を活用する際に、経理周辺の幅広い職種にアプローチするためにも、是非登録しておきたいエージェントです。
      (※)当サイトで、未経験者にお勧めしている、いったん経理周辺の職種でスタートし、そこで経理業務の一部を兼務しながら、最終的に経理職を目指す戦略
  • ヒュープロ
    • 税理士・会計業界専門求人サイトで公開求人数No.1を誇るエージェントです。
    • 経理部門への転職にも強いので、是非登録しておきたいエージェントです。
  • ジャスネットキャリア
    • 経理部門への転職に特化しており、専門性の高さで評判No.1の転職エージェントです。
    • 経理への専門性の高いエージェントとして、是非登録を検討してみてください。

  

いずれのエージェントも無料で職務経歴書の添削をしてくれますので、是非、下記から登録して、職務経歴書の書き方だけでも支援を受けておくとよいでしょう。

 

専門家の意見も反映した職務経歴書を準備できれば、「やることはやった」自信を持って、安心して応募できるようになりますよ!

 

>> MS-Japanの公式サイトはこちら

 

>> ヒュープロの公式サイトはこちら

 

>> ジャスネットキャリアの公式サイトはこちら

 

未経験で経理に転職する際の職務経歴書の書き方と自己PR方法 -まとめ-

未経験から経理職に転職する際の職務経歴書において、効果的に自己PRする書き方について、30代・40代以上の方にも有効な、具体的なポイントをお伝えしてきました。

 

  1. 情報は多いほうが良い:
    • 職務経歴書は、できるだけ多くの情報を盛り込み、経理として活躍できる可能性をしっかりアピールしましょう。
  2. キャリアチェンジのエピソードを入れる:
    • 未経験からの転職では、仕事や環境の変化に適応できた実績を強調することが大切です。
  3. 経営数字・計数管理に関する実績を多めに書く:
    • 数字を扱う業務への適性をアピールし、具体的な実績を記載することで、信頼性を高めましょう。
  4. 管理部門責任者の出身職種に応じて、職務経歴書を書き分ける:
    • 採用権限者の出身を確認し、それに応じたアピールポイントを設定することが重要です。
  5. 項目別のポイント・例文:
    • 職務要約、職務経歴、活かせる知識・スキル、資格・免許、自己PRの各項目において、ご自身の経歴で経理職に活かせる内容を、具体的に記載しましょう。
  6. 職務経歴書の精度を上げるために:

 

年齢が高めの場合には、未経験から経理職への転職では、やはり書類選考が最大のハードルなので、職務経歴書は、人一倍、力を入れて作りたい部分です。

 

是非、ブラッシュアップを重ねて、最高の職務経歴書を作り上げてください!

 

この記事が、皆さんの転職活動のご参考になれば幸いです。

 

参考

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